ちょっとした趣味の話

 こんにちは。アキヒロです。

 今日は本当にちょっとした趣味の話をします。

 

 趣味でブラブラと外に出かけることがあるのですが、特に目的もなく街を徘徊するわけです。

 ざわついた通り道。ラーメン屋の換気口から香るごま油の匂い。客引きを片手で断るサラリーマン。

 それを感じる時間がたまらなく好きなんですよ。

 

 そんな街で足の向くままに一つの中華料理屋の前で立ち止まった。

 外観は汚くはなく、かと言って綺麗と言うには憚られる感じです。ドアを開けるとチリンチリンというベルの音が店内の喧騒と共に耳に触れる。

 カウンターへと案内されメニューを一通り見渡す。しかし、僕が初めてのお店で頼むものはチャーハンと決まっている。そこでも例に漏れずチャーハンを注文した。

 早速調理が始まった。ネギやナルトなど食材を切る音がざわめきを掻き分け聞こえてる。 

 じゅ〜という耳に心地良い音が聞こえてきた。そろそろ完成のようだ。

 カンカンカンと中華鍋を鳴らす音が聞こえると間も無くして注文の品が出てきた。

 香ばしい卵の匂い。熱気に乗せられたネギの匂いが鼻腔を刺激する。

 たまらず一口...! 

 ふわっとした米の食感に、シンプルな味付け、これぞ王道という感じ。口に運ぶレンゲが止まらない。

 あっという間に食べ終わり、会計をして外に出る頃には昼も終わり、スーツ姿の人が少なくなっていた。

 

 そのあと二駅分ほど歩いた。

 そして、帰路につく。行きと同じ景色を反対方向に進みながら眺める。口の中で僅かに残るネギの匂いは懐かしいものだった。

 

 と、まあこんな感じで語ってはみました。

 いかがでしたか?

 

 ちなみにこの話、全部嘘です。

 

 それではまたお会いしマングース